日本経済法学会理事長挨拶

 日本経済法学会は、昭和26年(1951年)5月に「経済法学会」として設立されました。

 第二次大戦中、主として戦時経済統制法の研究のための学会として「日本経済法学会」が存在していたこともあり、第二次大戦後、本学会は、新たに経済法学会として出発することになりました。その設立がいかに困難であり、会員を集めるのに苦心があったかは、初代理事長であった田中誠二先生が昭和55年(1980年)7月号の雑誌「公正取引」に「経済法学会設立時の思い出」の中で記されています。その後、本学会は、平成9年(1997年)10月開催の総会において、経済法学会の名称を「日本経済法学会」へと改めました。先輩会員のご尽力によって比較的順調に発展し、経済法研究者の増加とともに会員数も増大し、平成23年10月現在445名に至っています。

 日本経済法学会は、毎年10月に研究大会と総会を開催しています。研究大会では、個別報告とシンポジウムを行っています。毎年の学会の活動・成果等については、「日本経済法学会年報」(有斐閣刊)に掲載されていますので、是非ご覧下さい。また本学会は、会員が蓄積してきた経済法学の研究水準を世に問うべく、これまで、創立25周年記念出版として『独占禁止法講座』全7巻(商事法務研究会、最終巻刊行時期は平成元年(1989年))、創立50周年記念出版として『経済法講座』全3巻(三省堂、平成14年(2002年))、をそれぞれ編集・刊行しています。

 近年、独占禁止法をはじめとする経済法の重要性に対する社会の認識は飛躍的に高まり、本学会に課せられた役割と責務はますます大きくなっています。会員の方々にはもちろんのこと、会員外の方々にも、日本経済法学会への一層のご支援・ご鞭撻をお願いいたします。

日本経済法学会理事長 金井貴嗣 (中央大学法科大学院教授)




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